去る7月4日(日)、浜松市福祉交流センターに於いて、静岡県点字図書館の西部地区・利用者懇談会が行われました。 当館の利用者、家族、ガイド、ボランティア、公共図書館職員の皆様、合計50余名のご参加をいただきました。 大勢の皆様とお会いし、直接お話しする中で、“利用者とともにある図書館”に今一歩近づけた思いがします。 以下の皆様から寄せられたご意見・ご要望をもとに、更なる図書館サービスの苦情に努めてまいりたいと思います。
Q1.点字・録音で製作されていない図書を点字図書館で製作してもらうには、どのような手続きが必要か?
A1.図書製作のリクエストを受け付けています。どこの図書館でも製作されていないこと、原本が手に入ること(図書館で購入)が条件です。 ご連絡をいただいた後、調査・検討をし、製作にかかりますが、調査の結果、プライベート製作になる場合もあります。
Q2.プライベートな資料を点訳・音訳してもらうことはできるか?
A2.点訳・音訳のプライベートサービスを行っています。プライベートサービスは個人の方が必要とする資料を、ご希望にあわせて製作し、 ご希望の形態で提供します。そのため、料金が実費でかかります。 例えば、点字用紙は1枚5円、CDまたはFDは1枚80円、メール送信は無料です。 ただし、ご依頼が多いときはお待たせすることもありますのでご了承ください。
Q3.静点の製作図書の選書の基準はあるか?
A3.点訳・音訳のプラーベートサービスを行っています。 プライベートサービスは個人の方が必要とする資料を、ご希望にあわせて製作し、ご希望の形態で提供します。 そのため、料金が実費でかかります。たとえば、点字用紙は1枚5円、CDまたはFDは1枚80円、メール送信は無料です。 ただし、ご依頼が多い時はお待たせすることもありますのでご了承ください。
Q4.静点の本は「硬い」本が多いので、もっと「やわらかい」本を製作して欲しい
A4.話題の本・ベストセラーは1〜2ヶ月で完成させることのできる施設・グループが製作します。 ポルノ系を専門にやっている図書館もあります。 ご当地の作家・各地方の関係書籍はその地方の施設が製作にあたることが多いようです。 全国の点字図書館がそれぞれの特色をもって、重複しないように選書をしていますので、その専門性は犯さないよう、静点の独自性を模索しておリます。 是非、読みたい本がありましたら、リクエストをしてください。読んでいただける本を製作するのは図書館・ボランティアともに願っているところです。 ただ、「硬い」本をリクエストしてくださる利用者も多くいらっしゃいますので、ご理解ください。
Q5.宛名カードの「シズテン」の点字シールの点が消えていて読めない
Q6.宛名カードがゆるく途中で落ちてしまわないか心配だがきちんと返っているか?
A6.めったに落ちてしまうことはないようです。 たとえ、宛名カードがはずれたとしても、郵送ケースに図書館の名称が入っているので、最終的には図書館に返ってきます。 ご安心ください。
Q7.デイジー図書がキャディーケース(古いタイプ)で送られてくることがあるが、あけにくいので普通のプラスチックケースで送って欲しい
A7.旧式のプレクストークをご使用の方と新式の方ではケースが違いますが、 ご使用のプレクストークにあわせたケースで送ることができますので、貸出依頼をいただく際に、ご希望を申し付けてください。
Q8.製作されていない本を県立図書館から借りて、拡大し、読んだこともあるが、本は明朝体で書いてあるので読みにくい。 必要な箇所だけでも、打ち直してゴシックにしてもらうことはできないか?
A8.テキスト化のサービスは必要なサービスとして認識しています。 ただ、どのように提供していくか、職員の研修・ボランティアの養成・予算化・他関係団体との連携・協力など、 段階を追って準備していきたいと思います。
Q9.点字の絵本や音声ガイド付きDVDを購入することが出来るが、図書館ではどう扱っていくか?
A9.いずれも購入は予算的に難しいので、寄贈された点字絵本や副音声付ガイドDVD(DVD対応音声解説)、 さらに寄贈された新しいメディア(マルチメディアデイジー・マルチモーダルなど)の図書も新刊案内で発表し、 紹介していきます。量はそんなに多くはありませんがご利用ください。
Q10.デイジー図書で音訳者の名前を言ってほしい
A10.「朗読」図書は読み手が主体であり、朗読者の個性が重要な役割を果たしています。 しかし、静点が製作する「音訳」図書の主体は聞き手であり、誰が読んでも原本通りに同じように伝わるものとされています。 「朗読」と違い、読み手の個性(主観)は必要ないため、音訳者名は出していません。 ただし、製作全般の責任は図書館が負うため、「静岡県点字図書館製作」としています。
Q11.静点は利用者とボランティアのかかわりがないが、かかわる機会を作ってもらえないか
A11.図書館の職員に視覚の当事者が加わったことがいい機会となり、自然な繋がりをできてきていると思います。 あたりまえの挨拶から、ボランティアの勉強会へ利用者が参加するなど、いろいろな形での交流が生まれています。 今後は触地図を使った街の探索など、一緒に参加できる企画も考えていきたいと思います。
Q12.日点がテープ図書の貸出を来年3月で終了するが、静点はどうするのか?
A12.現在はテープ図書のデイジー化を年度の新しいものから遡って進めています。
デイジー化においては原本との照合・校正・修正を行ったうえで、デイジー図書として完成させておリます。
また古いものは劣化の恐れがあり、デイジー化の意味があるか疑問ですが、
可能なものは、とにかくデジタル化をするということで進めたいと考えています。
そのデジタル化に目処がついた時点で、テープ図書の保管・貸出についての方法・予定を決定し、皆様にもご報告したいと思います。
また、プレクストークの貸出や操作方法の説明など、プレクストークの普及には努めてまいりますが、
まだまだテープのみのご利用の方もいらっしゃいます。近県の点字図書館との情報交換をすすめ、
当館の利用者の現状に即した解決策を探っていきたいと考えていますが、
全国的にいろいろな事情がテープ終了に向かうのは時間的な問題と思いますので、皆様のご理解とご協力をお願いしたいと思います。
Q13.折角作った録音図書をもっと多くの人に利用して欲しい。例えば高齢により、録音図書のほうが利用しやすいという人に勧めてはいけないか?
A13.当館は県の条例により、視覚に障害をお持ちの方のために設置された図書館ですので、 現状においては、それ以外の方への貸出はできません。 公共図書館でも録音図書のサービスを行っているところがありますので、公共図書館の利用をお薦めください。 また、見えにくくなったが手帳を取得していない方には、手帳の申請をお薦めいただき、当館をご利用いただきたいと思います。
Q14.インターネットエクスプローラを使用しているが、サピエ図書館になって操作が思うようにできない。より解りやすい方法で利用できるように指導してほしい
A14.点字図書館の中に新しく開設された視覚障害支援センターで、IT機器等の説明・指導・体験も行っておリます。 実際に対面で体験・指導もできますし、お電話での相談もお受けしておリます。 また、在宅訓練の紹介もできますので、一度当センターにご連絡ください。(支援センターの電話番号:054-253-8180)
Q15.石川倉次と小西信八の肉声が残っているが、『石川倉次とその時代』を音訳し、肉声を付録で入れて一つの本にしてもらうことはできるか?
A15.『石川倉次とその時代』は既にデイジー製作されていますので、 諸々手続きは必要かと思いますが、製作館に相談してみるということでいかがでしょう。 なお、石川倉次と小西信八の肉声は当館でも聴くことができますので、ご来館の折には是非両先生のお声を拝聴してみてください。
Q16.パソコンの普及で読書環境が変っていくが、今までの点字・テープも大事にしてほしい
A16.テープ・点字をどう保管し・所蔵するかは私たちにとっても重要なテーマです。 古くなっても大切な資料であることには変りありませんが、書庫もいっぱいになり、 毎月新しく製作される図書をどう保管・所蔵していくかも、限られたスペースの中では深刻な問題です。 開設から40年経ち、いろいろな問題が押し寄せています。図書館の経験と知恵の見せ所ですが、皆様のお知恵もお借りできればと思います。
Q17.デイジーの貸出が2週間だが、点字は1ヶ月くらいにしてもいいのでは?
A17.点字の図書も、人気のある本は多くの方が順番待ちをすることがあります。 増刷をして貸し出す方法も取っていますが、1ヶ月の貸出期間ではかなりお待たせすることになりますので、 基本は2週間で、延長希望の際はご連絡をください。順番待ちがないものは1ヶ月まで延長可としたいと思います。
Q18.利用者懇談会での意見・要望は他の地区の人にはわからないので、新刊案内などに載せてほしい。
A18.皆様から寄せられたご意見・ご要望については、検討した結果をあわせて、9月新刊案内で公表します。
Q19.日曜日に福祉会館へ行くことがあるが、そのときついでに返却できれば便利なので、閉館中に利用できる返却ポストの設置をお願いできないか?
A19.返却ポストの設置についてはニーズ、設置場所、かかる費用も含め調査・検討し、閉館中の返却が可能な方法を探っていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様には、たくさんのご意見・ご要望をお寄せいただき、本当にありがとうございました。 今後とも図書館をご利用いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。 また、西部地区のボランティアの皆様にも開会準備から後片付けまでお手伝いいただきました。 ご協力に心より感謝いたします。ありがとうございました。